携帯はパンドラの箱

携帯を覗き見する方が悪いのか、やましいことをしている方が悪いのか。
俺の考えは携帯を覗く事で何のプラスもないと思っている。携帯はパンドラの箱であり、決して開けてはいけないのだが、それでもついつい開こうとする者がいる。
そして開かれた者が俺。
今日は携帯を覗かれた上に、ちゃーんと痛い目に合った俺の話を聞いてほしい。
女性との関係

携帯を覗いた女性との関係は世間でいうところの「セフレ」
と、俺は思っていたのだが、結果的に女性はそうとは思ってなかったもよう。ここの認識のズレが後々痛い目に合う原因の1つ。
この女性とはコンパで知り合い、その日にお持ち帰りをしてっていうよくある流れで関係が始まった。ビジュアルも美しく、男性にチヤホヤされて生きてきたタイプ。職業は看護師で気は強め。
コンパの打診

俺たちがよく使う手法として「芋づる方式」というものがある。
関係をもった女性にコンパを開いてもらい、またそこで新たな女性と関係をもつ。これを延々と繰り返していくというもので、今回の看護師にもコンパの打診をした。
すると、かなりノリ気で男女7対7のコンパが開催されることが決定した。
7対7ってコンパにしては大人数で、あまりそのに人数で開催されることがないため、幹事としてかなり気合いを入れてお店を選んだ。
しかし、この時点で看護師の反撃が始まっていたことは後々知ることになる。
コンパ当日

集合時間10分前に男性陣は全員集合し着席。
どんな女性が来るんだろう?いや、これだけ大人数で飲めることが楽しいやん!などと言いながら待つこと10分。
集合時間。しかし、女性側は誰一人として来ない。
でも、10分程度ならあり得ることなので特に連絡をすることなく、更に待つこと15分。
さすがにおかしいと思い、看護師にTELをするもつながらず。
すると一通のLINEが俺に届く。
恐怖のLINE

LINEの主は看護師。恐る恐るLINEを開けると・・・
「じゃあね、バイバイ」という文章と共に十数枚の写メ。
写メをよく見ると、俺と他の女性とのLINE上でのやり取りが映し出されている。
そう、看護師は俺の携帯を覗いていたのだ。俺が寝ている間に携帯を覗き、証拠を写真に押さえたのだ。今まで男性にチヤホヤされて生きてきた彼女は自分が遊ばれていると知ったとき、彼女の中のプライドが傷つき、俺への復讐を決めたのだろう。
今回のコンパも復讐目的で開催し、大人数にしたのも、俺に少しでもダメージを負わせるためだ。
実際、飲み放題の料金はキャンセルできたものの、料理の方はキャンセル出来ずに、しっかりと俺が自腹を切った。
あまりにも用意周到すぎる。
しくじりポイント

そもそも、いろんな女性と遊ぶな!が全てだが、そこではない。
今回のしくじりポイントは2つ。
認識のズレ
俺はただのセフレとしか思っていなかったが、女性側はセフレ以上の関係と思っていたはずだ。俺が女性遊びをする上で大切にしている「心を奪わずに体を奪う」が実行できていなかったらしい。関係を持ったときから、評価を落としてきたつもりだったが足りていなかった。
ロック機能
結局はコレ。暗証番号がバレいたらしい。どうやってバレたのかは分からないが、暗証番号を突破されている以上はバレた以外にありえない。これについては俺のミスでしかない。
世の女性が男性の携帯を見ないようにすることは、俺の力では出来ない。でも、見られないようにする努力は俺でもできる。
自分がコントロール出来ないところを嘆いても仕方がない。考えるのはそこじゃなくて、コントロールできる部分。つまり、自分自身の防衛方法。
良くも悪くも、この事件があったからこそ携帯への防衛能力が格段に上がったし、自分の本命相手でなくてよかったと心の底から思う。2、3万円でイージス艦並みの防衛機能を手に入れたと思えばラッキーだ(強がってるだけ)。
携帯を見る女性なのか、そうでないのかなんて分かる術はない。大事なのは、もし携帯を見る女性に出会ったときは防ぎ切るということ。人の気持ちや行動はコンロールできないのだから。